Japan Cooked-rice Association
1)
米は品位基準が定められ、グレード表示が行われていますが、ご飯についての品位基準はありませんでした。かねてからユーザーの方々より、ご飯についてもグレード表示が必要との要望があり、安心して購入頂けるよう、日本炊飯協会では、ご飯の品位を定め品位格付認定を行うこととしました。
2)
ご飯の食味、理化学検査(水分)、細菌検査、使用原料米の審査及び米のトレースを確認し、基準となるご飯と比較して、特に良好なものをAスペシャルとします。
3)
米は、基本的には1年に1回収穫されるものであり、食味も1年の中で変化する為、米飯の品位格付認定の有効期間は、4か月間としています。
4)
炊飯条件を揃える等技術的な面より、協会会員に限定して行っています。
一釜の炊き上がり重量が多い業務用の炊飯になると、「砕粒の多さは食味に顕著な影響を与える」ことが最近判ってきました。精米の段階では判らないが米を浸漬すると割れ易くなることを利用し、米の整粒100粒を水に20分間浸漬した時に割れが認められた粒数を測定します。それによって浸漬後の割れを予測する測定方法が取られるようになりました。一般的には、10粒以上の割れがある場合、食味に顕著な違いが出てくるといわれています。炊飯協会では業務用炊飯を対象としており、精米の品位基準に水浸割粒の項目を加えています。
※ 水浸割粒とは、製粒100粒を20分水に浸けた後、割れた粒数
認定証書を店頭に表示し、「おいしさと安全・安心」をPRしています。